蓄電システムの設計・施工において、蓄電池とPCSを接続するケーブルの選定は、安全性、信頼性、そしてプロジェクトコストに直結する重要なポイントです。しかし、「どの電圧・構造のケーブルが最適か?」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、KIBOR CABLEが提供する3.3kV、6.6kV、および1.8/3kVの3つのケーブルソリューションを比較し、それぞれの特徴と適用シーンを解説します。特に注目すべきは、コストと施工性を革新した「1.8/3kV遮へい層なしケーブル」です。
一、 3.3kV CV / AL-CV ケーブル
特徴: 従来から広く使われる高圧ケーブル規格。銅導体(CV)またはアルミ導体(AL-CV)に対応。
適用シーン: 小規模〜中規模の蓄電システムや、既存設備との互換性が求められる改修案件。
メリット: 業界標準規格であり、技術情報や施工ノウハウが豊富。

二、 6.6kV CV / AL-CV ケーブル
特徴: 高電圧化により、大容量・長距離伝送に適した仕様。
適用シーン: 大規模なメガソーラー併設型蓄電所や、複数の蓄電池ユニットを束ねてPCSに接続するような高電圧直流(HVDC)システム。
メリット: 送電損失を抑え、効率的な大容量電力伝送が可能。

三、 1.8/3kV IEC 60502-1 ケーブル(推奨!)
国際規格IEC 60502-1に準拠した、蓄電池用途に最適化された最新ケーブルです。ここでは、さらに2つの選択肢があります。

A. 遮へい層ありタイプ:
特徴: 電磁妨害(EMI)対策として、銅テープなどの遮へい層を備える。
適用シーン: 高精度制御が必要な環境や、他の通信機器と近接して敷設される場合。
B. 遮へい層なしタイプ(新製品!):
特徴: 遮へい層を省略することで、画期的なメリットを実現。
適用シーン: 屋内、専用のケーブルラック内、または非公開区域での使用が想定される、ほとんどの蓄電システム。
なぜ「1.8/3kV遮へい層なしケーブル」が推奨されるのか?

✅ コスト削減: 遮へい層がないため、材料費・製造コストが大幅に低下。プロジェクト全体のコストダウンに貢献

✅ 接地工事が不要: 遮へい層がないため、煩雑でコストのかかる接地作業が不要

✅ 施工期間の短縮: 遮へい層の剥離や接地作業が不要なため、施工時間が約50%短縮され、人件費削減と工期短縮を両立
2025年11月20日付の電技解釈改正(20251104保局第2号)により:

ポイント: 最新の電気設備技術基準では、一般の方が立ち入れない措置が講じられた場所(蓄電池室など)では、遮へい層なしケーブルの使用が認められています。多くのケースで、性能・安全面において問題なく、むしろコストと施工性の面で優れた選択肢となります。
御社のプロジェクトに最適なのは?
l コスト重視・施工スピード重視 1.8/3kV 遮へい層なしケーブル
l EMI対策が必須・高信頼性が最優先 1.8/3kV 遮へい層ありケーブル
l 大規模・長距離・高電圧システム 6.6kV CV / AL-CV ケーブル
l 既存設備との互換性重視 3.3kV CV / AL-CV ケーブル
蓄電システムの成功は、細部へのこだわりから始まります。KIBOR CABLEは、お客様のニーズに最適なケーブル選定をトータルでサポートいたします。
詳細な仕様書やサンプルのご請求は、お気軽にお問い合わせください。