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業界インサイト
2026-04-03

蓄電所における蓄電池~PCS間の接続線、どう選ぶ? “落とし穴”にご注意を

蓄電市場の急速な拡大に伴い、バッテリーとPCS(パワーコンディショナ)間の接続線の選定が、多くのプロジェクトで注目されています。電圧仕様はDC1500V前後が一般的であり、太陽光発電所で広く使われているH1Z2Z2-KやPV-CQなどの直流ケーブルを思い浮かべる方も多いでしょう。

しかし、ここに一つ見落としがちな“落とし穴”があります。それは、日本市場において、これらのケーブルは蓄電所の接続用途には推奨されないという点です。

 

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なぜH1Z2Z2-KやPV-CQは推奨されないのか?

これらのケーブルは太陽光発電所の直流側で広く採用されており、性能や耐候性に優れています。しかし、共通する特徴として遮蔽層(シールド)がないことが挙げられます。

『電気設備の技術基準の解釈』第10条第1項第2号において、使用電圧が高圧であるケーブルには、原則として金属製の電気的遮蔽層を設置することが義務付けられています。

遮蔽層のないケーブルは「電技違反」となり、国内の法規に適合しません。

つまり、「使えないことはないが、法令上は不適合」というのが実態です。

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遮蔽層がないと、どのような問題が生じるのか?

蓄電システムでは、バッテリーとPCS間で大容量の直流電力を伝送します。遮蔽層がない場合:
●電磁干渉のリスク増大:周辺機器の誤作動や性能低下を引き起こす可能性があります
●安全上のリスク:故障時にアークや漏電などのリスクが高まります
●システムの安定性低下:長期間の運用で、信号干渉がPCSの制御精度に影響を与える可能性があります

日本の電技基準は蓄電システムの安全性に対して極めて厳格です。不適合なケーブルを選定すると、竣工検査での指摘リスクだけでなく、プロジェクトの長期安定運用にも影響を及ぼしかねません。

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奨ソリューション:TUV認証取得のIEC 1.8/3kVケーブル

蓄電所のバッテリー~PCS間接続用途には、TUV認証を取得したIEC 1.8/3kVケーブルを推奨します。

主な特長は以下の通りです:

●遮蔽層を装備:日本電技基準に適合し、蓄電システムに求められる電磁シールド要件を満たします
高電圧仕様:1.8/3kVの定格電圧により、DC1500Vシステムに対し十分な安全余裕を確保します
●TUV認証取得:国際的に認められた信頼性の高い製品
●幅広い適用性:蓄電所はもちろん、高電圧を扱う直流接続用途にも最適

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まとめ:適合する選定で、より安心のプロジェクトを

蓄電プロジェクトは投資規模が大きく、長期にわたる運用を見据える必要があります。選定においては、短期的なコストだけでなく、長期的な安定性と法令適合性に配慮することが重要です。電技基準に適合したIEC 1.8/3kVケーブルを選ぶことは、プロジェクトの安全性に対する責任であり、お客様の信頼に応えることでもあります。

KIBORは、TUV認証を取得した蓄電システム専用ケーブルソリューションを提供し、お客様のプロジェクトが安全・適合・高効率で運営されることをサポートいたします。